「なせ、子どもの活動を総合的活動として5領域から捉えるのか、その意義と課題について述べよ。」
なせ、子どもの活動を総合的活動として5領域から捉えるのか、その意義と課題について述べよ。
本論では、子どもの総合的な活動とは何か、また5領域からその活動を捉える意義について以下に考察する。
まず始めに、子どもの総合的な活動を「遊び」と定義したい。遊びは、子どもの自発的な意思に基づく活動であるとされている。また、幼稚園教育要領によると、保育はこの遊びを基本に行われるとされている。さらに遊びには発達を促し、体験に基づく学びの効果もあると考えられている。それは遊びが持つ自発性から、自分が興味を持ったことや、したいと思う活動に取り組むことにより、主体性や集中力などが養われる。主体的に取り組むものであるから、自由な考えに基づいて展開していくことができるという利点もある。また、遊びをもっと楽しくすることはできないかと考え、創意工夫することによって、思考力や創造性を養うことができる。さらに、集団での遊びでは、友達と関わることや、ルールを守ることが求められるため、遊びの中コミュニケーション能力や社会性が養われていく。ここで遊びの事例を一つ挙げ、考察を深めていきたい。
【事例;船遊びから海賊ごっこへ...