【家庭科概論】試験対策
『快適な室内環境にするために、以下の項目から述べなさい。
(1)明るさ(2)暑さ・寒さ(3)子どもたちにできること』
(1)明るさについて
明るさを得る方法には2種類ある。
まず太陽からの自然光を窓などから部内に採り入れてものの見やすい環境を作り出す「採光」である。これは季節や天候、時刻によっても変わる。より高い、均一な照度を得るには、窓の大きさ、位置、透過性か関係する。日照の効果は、温熱効果、照明効果、殺菌効果、生理的効果、心理的効果などがある。加えて、日当たりの良い家は建物の周囲に空間があることから、通風、眺望、プライバシーの確保などの効果もある。
次に、安定して供給される「人工照明」である。住居における照明は、物がよく見え視作業の効率に関わる明視性と、室内の演出に関わる雰囲気性の2つの面から快適性を考える必要がある。明視性が重視される作業を目的とした部屋では、高色温度の光色、高照度が好まれる。一方、居心地のいいくつろいだ雰囲気が求められる居間などでは、低色温度の光色と低照度が好まれる。
照明器具には直接証明と間接照明がある。直接照明は下向きの直...