2つの設題を合わせたファイルです。
1.英語と日本語の文法構造または語彙構造を比較対照し、両者の違いを論ぜよ。
2.現代の標準的英語と標準的米語の相違を具体例を挙げて論ぜよ。
第1設題
英語と日本語の文法構造または語彙構造を比較対照し、両者の違いを論ぜよ。
英語と日本語に相違があることで、翻訳しても納得しないことがよくある。例えば、日本語の「ひげ」という言葉を英訳する場合、ひげが生えている場所によって口ひげ:mustache、顎ひげ:beard、頬ひげ:whiskerなど複数存在するため、その訳し方も異なる。英語と日本語に相違があるために、違和感を覚えるのだ。そこで本論では、英語と日本語の語彙構造から両者の違いにアプローチすることで両者の違いを追究していく。
上記の例によると日本語の語彙1つに対して、英語の語彙は3つ存在している。仮に、1対1の対応であれば、翻訳の際に生じるその問題は解消される。しかしながら、1対1の対応という語彙は非常に少なく、1対(複数個)という語彙が通常と考えてよい。また、(複数個)対(複数個)というパターンもあり、それらの対応の関係は相補的、包含的である場合もあるため複雑である。では、実例を挙げながら日本語と英語の相違を明瞭にしてくとしよう。
まず、1対1型の例として、曜日、方位、四季などが挙げられる。曜日の例では、日曜日:Sunda...