00756 初等理科教育法 1単位目
≪課題≫
1.物質とその変化に関する子どもの考え方の中で、「水の三態に関する子どもの考え方」について述べよ。
2.小学校の理科目標のうち「科学的な見方や考え方を養うこと」について述べよ。
≪講評≫
〔課題1〕は、「子どもの考え方」の具体例を示し、要点をおさえてまとめるこができています。
〔課題2〕も、「科学的」の定義と「見方や考え方を養う」に分けて整理し、要点をおさえてまとめることができています。
1 物質には、固体・液体・気体という三態があり、温度や圧力の状態によって変化する。水の場合は変化が身近であるがゆえに、「氷(固体)」「水(液体)」「水蒸気(気体)」と三態を呼び分けている。更には、常温付近の液体を「水」、高温のものを「湯・熱湯」、空気中で目に見える極小さい粒を「霧・もや・湯気」などと呼んでいる。
水は私たちが日常生活を送る上で、極めて身近なものであるが、子ども達は、「融ける」「凍る」「蒸発する」「沸騰する」「結露する」などといった状態変化の区別を明確に指摘できる子どもはほとんどいないため、水の三態変化を正確に理解しているとは言...