生徒理解と教育相談07810 1分冊2011

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    資料紹介

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    生徒を理解するとは彼らの年代が置かれている身体的変化、心理的変化、取り巻く環境を考慮しながら、生徒一人一人の個性、特徴、考え方、希望をカウンセリングマインドの姿勢に基づいて理解することである。そして指導する側の生徒理解が、生徒の自己理解につながるように進めていくべきである。
    この時期の生徒は身体的変化が急激に進み、体重や身長の増加、そして第二次性徴が始まっており、その現れ方の速度も男子と女子間、さらに個人間でも差があるため慎重に対応したい。またこの時期は自立と親への依存でゆれている時期であり、友人関係で異性への関心と自己に向き合い始めている時期でもある。これらについては答えがある会話はない。じっくりと傾聴する姿勢をとり、決して彼らを十把一絡げとして扱わず、生徒一人一人を一人の人間として理解していくことが大事である。
    生徒一人一人の個性や特徴を理解するために、彼らの普段の言動、行動を良く観察し、コミュニケーションを取ることが第一歩であり大事なことである。何気ない会話や彼らの日常での悩みや困難を傾聴する姿勢で聞き、内なる声を拾いあげていくことが生徒理解につながっていく。例えば普段の行動とし...

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