戦後日本における女性の社会進出
「男女雇用機会均等法」などの影響や社会の流れの中での女性の地位について述べました。
社会学:現代社会の解読 期末レポート
「戦後日本における女性の社会進出」
はじめに
今回、期末レポートを書くにあたって、近代、戦後の日本の女性の社会進出に着目してみた。昭和60年に「男女雇用機会均等法」が制定され、今現在までの間に女性は職場においてその能力を発揮し、少しずつではあるが確実に活躍の場を広げてきた。しかし、実際には就職や配置、昇進などにおいて、依然として男女間での格差が存在することも事実として認識しなければならない。
少子化など、女性の社会進出と切り離すことができない問題が叫ばれている今、私は女性が戦後どのように社会に進出し、どのように広まっていったのかを述べてみようと思う。
女性が社会へ進出することとなったきっかけ
民主主義国家として新たなスタートを切った戦後、さまざまな改革が行われ、 長年の女性の願いが実現した。 戦後しばらくの間は社会と経済の混乱が続き、深刻な食糧難、生活難に人々は苦しめられた。 しかし、同時に戦争が終わった解放感と、占領下ではあったが、 新しい時代をつくるという希望にもあふれていた。 戦後改革が進められる中で、婦人参政権の実現、 男女平等を定めた...