○低所得者に対する就労支援の必要性と就労支援制度の概要、及び組織・団体の役割について述べてください。「低所得者と就労支援」
現在、我が国ではワーキングプアやホームレスといった「貧困」問題を抱えており、生活保護受給者や母子世帯などの低所得者も年々増加している。
2006年の生活保護受給世帯は110万7000世帯。そのうち、就労していない非稼動世帯は87.1%となっており、自立の助長のためケースワーカーが中心となり指導・指示にて就労支援を行ってきた。しかし、働く意欲や稼働能力はあっても、就労経験が少ない、長期間仕事に就いていない場合には、安定した就労になかなか結びつかず、その結果、長期間生活保護...