第一課題第一設題:評価B
「教職を希望する者にとって、教育方法学の理論と実践はどのように役立つか論述せよ」
<参考文献>
教育方法学 佐藤学 岩波書店 2008年9月
教育方法学(学習指導書) 聖徳大学通信教育部(著・出版とも) 2009年2月
第二課題第一設題:(評価A)
あなたは教育方法学の学習から、教職の専門性についてどのように理解できたか、論述しなさい。
<参考文献>
第一課題に同じ
<コメント>
第一課題は、「レポート課題に即した論述で評価できる」としながらも、「もっと教科書や指導書で議論されているトピック等に関連させながら論を展開するとなおよい」との講評。
第二課題は「テキスト等の議論を手掛かりに整理して論述されている。また、その論述内容から教職の専門性に関する理解を評価できる」とのコメント。
「テキストをベースに論を発展させる」というのが高評価を得るポイントのように思える。
テスト問題は2010年度、自身が受験した時のもの。2011年現在、問題は変わっていない様子。
が、以降は分からないので、ご確認くださいね^^;
ただこの科目で気を付けなければならないのは、返却の遅さ。自分は半年以上返ってこず、督促をしたらようやく返ってきました。早めに手がけることをオススメします。
第一課題第一設題
教職を希望するものにとって、教育方法学の理論と実施はどのように役立つのであろうか。まずこの教育方法学について明らかにしていく必要がある。
まず教育方法学は「教育学・教育実践を、方法論的な視点から研究する学問」と定義される。これは「教授学」「学校教育学」「授業研究」「教室研究」を包含する概念であり、さらにカリキュラム研究や教師教育の研究をも包括する学問である。近年においてはコンピュータやメディア教育の研究をも含む、いっそう包括的なものとなっている。
その教育方法学において特に注目される点は、教育心理学、教育社会学、教育政治(行政)学、教育哲学、教育史学、教育人類学などとは異なり、心理学、社会学、法学、政治学、哲学、歴史学、文化人類学などの親学問を必ずしも特定しない点である。
即ち、教育方法学が最大に活かされるのは、その対象に関する問題を①「特定の学問分野(ディシプリン)を基礎として探求する研究」する場合だけでなく、実践的探究として②「教師が教室で展開している省察や選択や判断に対する反省と批評を中心とする探究」という、特定の学問分野では還元できない複合的な性格を持つ問...