佛大通信の学校教育職入門のレポートです。A評価を頂きました。参考にしてください。
教授からの講評:学校教育職を目指すためにはどのような資質が求められるかについて、詳細な考察が正確になされています。設題の趣旨が正確に把握され、大変よくまとまっています。
『現代の「教師に求められる資質とは何か」についてまとめたうえで、あなたはどのような教師になりたいのかについて述べてください。』
教員に求められる資質能力は「いつの時代にも教員に求められる資質能力」と「今後特に求められる具体的資質能力」に分けることができる。ここでいう資質能力とは「素質」とは区別され、後天的に形成可能なものと解される。
まず、「いつの時代にも教員に求められる資質能力」とは、一般に「専門的職業である『教職』に対する愛着、誇り、一体感に支えられた知識、技能等の総体」である。具体的に述べると、「教育者としての使命感、人間の成長・発達についての深い理解、幼児・児童・生徒に対する教育的愛情、教科等に関する専門的知識、広く豊かな教養、そしてこれらを基盤とした実践的指導力」である。
上述の一般的資質能力を前提としつつ、今日の社会の状況や学校・教員をめぐる諸問題を踏まえた時、「今後特に教員に求められる資質能力」とは具体的にどのようなものであろうか。
これからの教員には、変化の激しい時代にあって、子どもたちに「生きる力」を育む教育を授けることが期待される。そのような観点から、一般的...