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帝国主義の時代における国際関係について小見出しをつけつつ論述しなさい。
帝国主義時代がどのような時代だったのか前期と後期にわけて考える。
第1に帝国主義時代は19世紀末から第一次世界大戦頃に列強諸国が植民地経営や権力争いで世界再分割をしていた時代で、1890年を境に前期後期にわかれる。
帝国主義は1つの国家が自国の政治思想を始め、文化や宗教などの拡大のために軍事力を背景に他民族や国家を侵略し、その政策を推し進めることである。先進資本主義国のイギリス・フランス・アメリカだけでなく、1870年頃に政治統合したドイツ・イタリア・日本の後進資本主義国も徐々にこの政策をとり始めた。
この頃の世界支配の原動力は工業社会だったが、工業国が資本主義的世界体制の中心ではなかった。独占資本主義国だけでなく、生産量も各国の間に大きな差があったが経済力は軍事力で補われ、その差も固定したものではなかった。先進の国を後進の国が次々と追い越していったのである。
第2は前期後期にわけたこの頃の国際関係である。
前期はイギリスが世界の工場の地位から滑り落ちていたが、経済大国であった。
ドイツとほぼ同じ工業力を持っていたが抜かれ、電気工業などでは決定的に遅れをとった。この頃のドイツ...