二重課題(dual task)

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    資料紹介

    勉強会での発表時に作成した資料です。

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    高齢者課題地域科学記憶障害評価

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    高齢者二重課題

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    二重課題(dual task)
    ◆二重課題

    Lundin-Olssonらは、歩行中に話しかけて立ち止まってしまう高齢者では転倒リスクが高いという興味深い報告をした。この報告以降、二重課題(dual task:以下DT)と転倒との関連に対する調査が注目されるようになってきた。

    前述したLundin-Olssonらの報告の原因としては、前頭連合野の注意分配能力の低下が示唆されている。前頭連合野は、同時にいくつかの事象に注意を向けるといったワーキングメモリと呼ばれる機能を担っている。
    ◆作動記憶working memory1)

    作動記憶とは、行動や決断に必要な情報を一時的に貯蔵しておく記憶のことをいう。

    作動記憶は,例えば予約の電話を入れる際に,一時的に電話番号を覚えておいて電話をかけるという時に働いている記憶で,この他にも暗算をする時,読書中,会話をしている最中など,日常生活のあらゆる場面で働いている.このように作動記憶は,課題の遂行に必要な情報を一時的に活性化保持するとともに並行して処理を行うという機能を担っており,意識や注意・思考の基盤であり,日常生活の基盤となる記憶である.
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