佛教大学 日本国憲法 【2011年度A評価リポート】

閲覧数2,089
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    教科書の内容だけではうまくまとめられなかったので、参考文献や判例集なども読み、まとめてみました。
    是非ご活用ください!

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法の下の平等について
    日本国憲法制定前、個人の自由は制限され、不平等な社会であった。

    世界的にも身分制社会が存在し、個人の平等が実現されてこなかった歴史的事実がある。近・現代立憲主義においては、自由と平等という理念が不可欠であり、日本国憲法では、その第14条において国民の平等権について規定している。そこでまず、自由と平等との関係について考えてみたい。

     自由とは、国家からの不干渉と定義できる。日本国憲法では、主権者である国民の基本的人権として自由権を保障している。また、平等とは形式的平等と実質的平等とに分類できる。形式的平等とは、機会の平等のことで、つまり、チャンスが誰にも等しく平等に与えられているということである。実質的平等は、結果の平等のことで、つまり、形式的平等により導かれた不平等の是正と表現できる。要するに、平等を徹底するためには国家の積極的介入を必要とするので、自由と平等はある意味では相反的な関係にあるともいえる。さて、日本において歴史的には

    日本国憲法に見られるような平等に対する理念はなかった。次に、明治憲法と日本国憲法との対比の上で法の下の平等の歴史を考察してみたい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。