地誌学分冊1

閲覧数2,199
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    中国社会の現状について、地理的な項目を選択して説明しなさい。ポイント解説の指摘事項についても学習すること。(参考文献は複数呈示すること)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    私の学生時代、ビデオゲームの『三国志』が流行した。後漢の曹操や劉備、孫権らの君主となり、中国を統一するシミュレーションゲームである。初めて見る紀元200年前後の中国の支配領域が非常に小さかったことを今でも覚えている。社会科で学んだロシア、インド、中央アジア、東南アジアに接する広大な中国ではなかった。
    昨秋、私は英語科の教員免許状取得のため埼玉県内の高校で教育実習を行なった。英語Ⅱの単元である「ナシ族とその生活様式」を担当させてもらい、教材研究の一環として中国の歴代王朝の版図について調べた。「ナシ族は800年近くも雲南省の麗江に暮らし、トンパ文字と呼ばれる独自の象形文字と伝統文化を守っている」ことを生徒たちは学ぶ。しかしながら、これらの文字情報をイメージ化してスキーマを獲得させるためには、「13世紀の中国」と「麗江」について地理的な情報が必要だと私は考えた。
    当時、中国はモンゴル帝国に支配され、フビライ・ハーンが元朝を建国した。漢民族が支配したこれまでの王朝とは異なり、清朝に匹敵するほどの広大な領土を支配した。ナシ族が居住する麗江についてであるが、この地は元々、漢民族が支配する地域ではな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。