佛教大学の「国語科教育法」のリポートを掲載します。
シラバスの指示のもと、第4章で構成されています。
テキストに示した具体例以外の事例も含まれており、最後に引用元も明記しました。
参考にしてください。
国語科授業の計画と評価について述べよ。
第一章 学習者主体の授業
授業において、主体となるのは学習者であり、つまり児童である。したがって、授業を行う際に、指導者は児童の実態とその把握が必要である。国語科教育は
国語科授業の計画と評価について述べよ。
第一章 学習者主体の授業
授業において、主体となるのは学習者であり、つまり児童である。したがって、授業を行う際に、指導者は児童の実態とその把握が必要である。国語科教育は母語の勉強を中心に進められる。しかし母語の勉強は国語科教育だけで形成されるわけではない。小学校入学前から親や地域の人々など様々な場面で母語の学習は自然と身につくものであり、小学校入学以降も、国語科以外で児童は母語を能動的に、受動的に使い生活している。つまり児童の国語力は、一人一人違うわけであるから、指導者が児童の国語力(国語科と日常生活)すべてを把握するのは事実上不可能である。指導者は児童の国語力を推測して把握し、理解しなければならない。
しかし、国語力とは、他教科を支えるものであり、日常生活の基盤である。学習者が様々な場面で自らの国語力を主体的に発揮するためには、具体的な言語活動を繰り返し、学年に応じて螺旋的に深め発展させ、目的や場面、相手等に応じた多様な活動ができるようになることが必要である。但し、学習者が主体だからといって、学習者が自由勝手に言語活動をしてもいいというわけ...