色感覚と色知覚の基本的な相違点について

閲覧数2,625
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    色彩学

    タグ

    色彩

    代表キーワード

    色彩

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「色感覚と色知覚の基本的な相違点について」
    物の色を見るということは、「光」、「物体」、「感覚」の三つの基本的要素が相互に関連して、はじめて成り立つものである。「光」については、それにどんな色のスペクトルが含まれているかを示す「分光分布」で表現し、また「物体」については、その光の分光的な反射、吸収特性を示す「分光反射率」で表現する。これらの特性は物理的な測定によって比較的容易に定量的に表現、表示することができる。もう一つの要素である「感覚」は本来個人の主観的心理応答に基づくものであり、「光」や「物体」の特性のように定量的、客観的に表示するとこは容易ではない。そこで何とか定量的に表現する手段として、単純な物理刺激に限り、その刺激の物理量と「感覚」による心理量との対応をつける「心理物理量」によって「感覚」の特性を表現できる。

    「心理物理量」には「色感覚」と「色知覚」二つの区別がある。

    外界からの色の刺激が眼に入ると色の「感覚」を生じる段階があり、その情報が大脳に送られることで「色知覚」を生じる。「色感覚」というのは単純な色の刺激に対する心理応答であり、暗闇の中の光覚閾、色識別などの感覚...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。