※あくまで参考資料としてご使用ください。
最後に参考文献を記載しています。
従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。
平成14年度から実施されてきた学習指導要領では、「生きる力」を育むことを理念とされてきた。そして新しい学習指導要領においても、これからの「知識基盤社会」の時代において、子どもたちの「生きる力」がますます重要だと考えられ、それを一層育むことが目指されている。
「生きる力」とは、知・徳・体のバランスのとれた力を意味し、その「知」にあたるものが「基礎・基本を確実に身に付け、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」であり、「確かな学力」と呼ばれるものである。この「確かな学力」の前半にあたる基礎・基本を確実に身に付けるということ、つまり、「基礎的な学力の育成」は教科学習で主に目指す学力であり、後半部分「自ら考える力の育成」は、総合学習で主に目指す学力である。
新しい学習指導要領では、これら両者の力の育成が求められており、基礎的な学力を主に育成する「知識伝...