中心静脈栄養

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    資料紹介

    中心静脈栄養
    ■目的
     ・高張、高濃度の薬液・栄養を注入する

    ■適応
     ・長期にわたり静脈栄養を必要とし、濃縮高張栄養剤を使用する場合

    ■利点
     ・計画的に栄養管理がなされる
     ・太い血管に挿入するため血栓ができにくく、血流も早いため、浸透圧の高い輸液であって 
      も静脈炎の発生リスクが低い
     ・日中は普通に仕事ができる間欠注入法もあ

    ■欠点
     ・消化管を用いないことで、消化機能低下させる
     ・24時間点滴に拘束され不自由
     ・カテーテル関連血流感染の発生リスクがある

    ■使用する血管
     

    鎖骨下静脈
    内頸静脈
      外頸静脈
      橈側皮静脈
      尺側皮静脈
      大腿静脈

    ・鎖骨下静脈は、固定しやすく感染の危険性も少ないため第一に選択される部位だが、気胸をおこしやすい
    ・大腿静脈は、ルートとして確保しやすいが、便などで汚染される危険性がある

    ■合併症
     ○カテーテル挿入時
    ・気胸、血栓形成
     ○カテーテル留置
    ・細菌感染から重篤な敗血症が起きる
    ・高濃度輸液により高血糖、低血糖など糖代謝異常、重篤な代謝性アシドーシスが起きる
    ・長期留置により、腸管粘膜のバリア機能が障害され細菌侵入し、重篤な肺血症が起きる

    ■看護
     ○挿入前
      ・中心静脈栄養について医師から説明されていることを理解・納得しているか確認する
       ・点滴台の取り扱い、血糖値測定の必要性を説明する

     ○挿入時
      ①挿入時は、高度バリアプリコーションで実施する
       ②患者を仰臥位にし、軽く頭低位にする(鎖骨下静脈を緊満させ、空気塞栓予防のため)
       ③挿入時消毒は、0.5%クロルヘキシジンアルコール、10%ポビドンヨードを用いる
       ④挿入後、胸部X線撮影を行う(カテーテルの位置、気胸有無確認のため)
       ⑤カテーテル挿入部位の皮膚には0.5%クロルヘキシジンアルコール、10%ポビドンヨー
        ド、ヨードチンキを用いる。抗生物質含有軟膏、ポビドンヨードゲルは用いない

     ○挿入中
       ①輸液ライン、カテーテル接合部の消毒は消毒用エタノールを用いる
       ②輸液ラインは一体型を使用し、三方活栓は使用しない。

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    中心静脈栄養
    ■目的
     ・高張、高濃度の薬液・栄養を注入する
    ■適応
     ・長期にわたり静脈栄養を必要とし、濃縮高張栄養剤を使用する場合
    ■利点
     ・計画的に栄養管理がなされる
     ・太い血管に挿入するため血栓ができにくく、血流も早いため、浸透圧の高い輸液であって 
      も静脈炎の発生リスクが低い
     ・日中は普通に仕事ができる間欠注入法もあ
    ■欠点
     ・消化管を用いないことで、消化機能低下させる
     ・24時間点滴に拘束され不自由
     ・カテーテル関連血流感染の発生リスクがある
    ■使用する血管
     
    鎖骨下静脈
    内頸静脈
      外頸静脈
      橈側皮静脈
      尺側皮静脈
      大腿静脈
    ・鎖骨下静脈は、固定し...

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