国際政治学 Q0705 R0714 試験対策 佛教大学

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    国際政治学Q0705

    1.反グローバル化運動について論じなさい
    開発途上国では、経済のグローバル化を推進する世界銀行やIMFに対する批判も高まっている。また先進国でも1999年のシアトルにおけるWTO閣僚理事会に対する抗議以来、反グローバル化運動が展開されている。

    経済のグローバル化は国内ガヴァナンスの改善と国内民主化を促進するが、しだいに世界市場における独占化・寡占化をすすめる段階に到達すると、国際的にも国内的にも負の側面が目立ってくる。これに対し、民主化に伴って活発化したNGOなどは、市民社会のグローバル化による国際的な連帯の下で、今度は、経済のグローバル化批判としての反グローバル化運動を推進するといえる。

    グローバル時代といわれる今日では、反グローバル化がいたるところで叫ばれている。反グローバル化の主張を正面から受け止め、それに応えていくことが、政治の場でも、研究の場でも、緊切な課題となっている。

    ①途上国の反グローバル化

    グローバル化推進派は、グローバル化があらゆる国々、あらゆる人々の生活水準向上に貢献していると主張する。しかし、多くの途上国は、グローバル化はごく一部...

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