W0104社会福祉方法原論 最終試験

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    資料の原本内容

    W0104社会福祉方法原論 ○社会福祉のアセスメントの視点と方法について述べよ。 5月午前
    (1)アセスメントの視点
    ①食生活を理解する…食生活庁舎は暮らしの基盤を理解する方法。栄養状態、食費からの経済状態、人間関係の様子、場所などから様々な情報を得ることができる。
    ②居住生活を理解する…住まいのにおいに敏感になることである。住居の立地条件・周囲の環境をすることで、そこで暮らす地域住民の経済力を推定することができる等がある。
    ③衣服生活を理解する…身体の保護、衛生から、自己表現の手段など人は衣服から様々な情報を得ることができる。
    ④消費活動・余暇活動を理解する…人間が何にどれだけの時間とお金を消費するのかについてアセスメントすることで、その歩との生活の骨格を理解することにつながる。
    ⑤身体・健康問題のケアの関係を理解する…生活の健全な営みは、健康な身体の存在抜きでは成立しえない。つまり、人間の身体への理解が生活アセスメントには不可欠な要素である。
    (2)アセスメントの方法
    ①人権の尊重・・・生活理解のための生活アセスメントは、プライベートな生活内容へアクセスする局面を多く取り扱うため、秘密保持はもちろんのこと、クライエントの基本的人権を尊重することは基本原則である。
    ②問題の個別化対応…クライエントから持ち込まれた相談は、特別な個人の生活問題として理解する。
    ③生活感情の需要と共感的理解の必要性…クライエントの生活アセスメントをより有効なものとして理解するためには、体験の共感的理解にともなう生活感情の受容と共感理解は欠かせない。
    ④具体的な生活ニーズを明確化する…生活問題状況を構成している課題解決に向けて具体的な生活ニーズを明確化することは、生活アセスメントには必要不可欠の作業である。
    ⑤新しい生活のビジョン…生活のビジョンという生活展望、生活設計を描くことが意外と難しい作業である。生活アセスメントの実践は、新しい生活ビジョンを共同作業として描くことを課題としている、
    ⑥変化・変容の意味を理解する…クライエントの生活問題の中核には、ある種の変化・変容に伴う状況の不安定感が影を落としていることへの理解が不可欠である。
    ⑦相互支援的共同作業…社会福祉援助の実践は、クライエントを中心として多様な専門職の連携なしには機能し得ない状況である。そのため、クライエントとの共同作業であると同時に、他の援助機関との相互支援的共同作業が不可欠なのである。
    これらが、アセスメントの視点と方法である。
    ③社会福祉援助実践における記録の目的、種類について整理し、有用な記録とはどのような点に着目してなされる必要があるのかについて述べよ。7月午前
    記録の目的
    ①職員間で利用者の情報や課題を共有し、継続的な支援の提供を可能とするための資料となる。
    ②職員が援助計画に基づいて実施した行為の判断及び、根拠の正当性を問うための資料となる。
    ③福祉現場におけるスーパビジョンや現任訓練などの教育資料として活用される。
    記録の種類
    ①ケース記録
    ・フェースシート…利用者の基本情報を、その属性や状況を中心にして1枚のシートに記入する。指名、性別、生年月日、年齢、住所、職業、家族構成、家屋の見取り図、経済的状況などが含まれる。
    ・ケース・ヒストリー…福祉施設・事業所を利用するまでの利用者の生い立ち、利用者を取り巻く状況について記入する。利用者がどのような人生を歩み、どのような人生を歩むことを望んでいるのか、そのために必要な援助が何かを考える上で不可欠。
    ・アセスメントシート…共通のアセスメントシートを用いて、生活全般にわたる問題を記入する。
    ・プランニングシート…アセスメントの結果に基づいて立案された長期・中期・単騎それぞれの援助計画を記入する。1日の生活の流れや1週間の大まかな生活の流れをイメージしながら、生活ニーズの整理、援助目標の検討を行う。
    ・プロセスシート…利用者や家族、他機関とのかかわりを時間的経過に即して記入する。
    これらがケース記録の内容である。
    ②報告記録…利用者経過記録とも呼ばれる。日々の援助活動で実施されているグループもしくは個別プログラムの状況について記入を行う。
    ③関連記録…利用者の健康診断の検査記録心理検査の報告、紹介状、診断書など、利用者にかかわるもので他機関から入手された多様なデータを記入する。
    ④実施記録…職員自らの福祉実践・福祉労働の意味についてその根源的な意味を問う作業を主題として記録される。
    有用な記録をとり、そしてそれを共有しあうことはケアの質をたかめ、ソーシャルワーカーが当事者を一方的に規定してしまうことを防止するために極めて重要なものであるといえる。
    ②社会福祉制度の新しい仕組みへの移行が、利用者・家族の暮らし、福祉施設・事業所の運営・経営、福祉実践に与えた影響を整理した上で、福祉専門職に求められる課題について述べよ。 5月午後
    ④福祉労働・福祉実践の特徴と固有の専門性について述べよ。7月午後
    ⑤社会福祉実践におけるケアマネジメントの意義と役割について、ケアマネジメントが登場してきた歴史的な背景をふまえてのべよ。H22-7月午前
    ⑥当事者運動と社会福祉援助の連携について述べよ。 H21-10月午前

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