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議会政治の原理について
議会政治とは、国民が選挙により代表者を選出し、その代表者が議会を組織し、国民に代わり国民のために行う政治のことを言う。
議会政治の母国はイギリスであると言われている。イギリスでは、1265年に、シモン・ド・モンフォールが貴族、地方騎士、市民を集め党派的色彩の強い議会を開いた。この「シモン・ド・モンフォール」の議会がイギリス議会の起源とされ、イギリスでは1965年に議会700年祭が開かれた。
日本では、北海道開拓使官有物払下げ事件に端を発する明治14年の政変が起こり、その時、政府は議会開設を人々に約束した。こうして、日本では明治23年(1890年)に帝国議会が開かれた。
議会政治を支える原理には、「代表の原理」、「審議の原理」および「行政監督の原理」がある。
まず、代表の原理とは、「選挙により選出された代表者は、地域代表ではなく国民代表でなければならない」ということを示している。つまり、私人間で意思を委任する代理とは異なり、特定の階級や党派、地域住民など国民の一部を代表する者ではなく、全国民の政治的意思を代表する者であるという考え方である。しかし、現実...