2013年に95点で合格しました。
ちなみに、私は同志社大学法学部卒業です。
私が確認できたのは次の6つの過去問です。
(1)テキストにある「授業とはなにか」「公民的資質」を総合的に考察し、公民科授業のあり方を説明しなさい。
(2)「政治経済」の目標、内容構成、内容の取扱いを概説し、授業のあり方を説明しなさい。
(3)「現代社会」の目標、内容構成、内容の取扱いを概説し、授業のあり方を説明しなさい。
(4)「倫理」の目標、内容構成、内容の取扱いを概説し、授業のあり方を説明しなさい。
(5)社会科の歴史や学習指導要領の変遷を総合的に考察し、公民科授業のあり方を説明しなさい。
(6)公民科の1科目(現代社会・倫理・政治経済)から任意で1単元を設定し、授業の概要を説明しなさい。
私の時は(4)が出題されました。
どれも同じくらいの頻度で出題されているので、山をはることはおすすめしません。ただ、私の場合(4)はちゃんと覚えていなかったので、(1)の解答例と(4)の解答例の覚えているところをうまく組み合わせて書きました。テストが終わった後は、できなかったと不安だったのですが、想像以上の良い点に驚きました。
よろしければ参考にされてください。
テキストにある「授業とはなにか」「公民的資質」を総合的に考察し、公民科授業のあり方を説明しなさい。
<授業と何か>
教師は教材を提示して、生徒に課題を与える。生徒は課題の達成を目指して学習活動を行う。生徒の学習活動に対して、教師は援助(あるいは指導)を与える。この過程が授業である。
しかし、単に生徒に「知識を伝える」だけでは、真の授業とは言えない。「良い授業」を成立させることではじめて、真の授業が成立したと言える。それでは「良い授業」とは、具体的にどのような授業なのか。次の7つを挙げることができる。
① よくわかる授業である。
② たのしい授業である。
③ 考えさせる授業である
④ 生徒が成就感を持てる授業(わかった、できた、言えた)
⑤ 自分が授業に参加していると感じられる。
⑥ 教師の教育にかける熱意や学問に対する情熱が伝わってくる。
⑦ 明るく楽しい雰囲気とともに、適度の緊張感がある。
上記のような授業を、教師は教えることのプロとして、目指すべきである。
<公民的資質とは>
学習指導要領の記載にもあるように、公民科授業の目標は、「公民的資質を養う」ことであ...