社会福祉科通信教育のレポートです。文字数は1600字程度。
相談援助及びソーシャルワーカーの役割を、面接特性をふまえて述べています。
参考までにどうぞ。
受理面接(インテーク)は、相談援助の最も初期の段階であり、この段階ではクライエントは、自分のもつ問題そのものに対する不安と、その問題を他人に話すということへの不安の二つの不安を抱えている。できるだけクライエントの個別な状況・社会的背景や価値観などを傾聴し、ラポールの形成を図ることが重要である。また、クライエントが抱える問題をソーシャルワーカーが担当できるかどうか、緊急性を要するのかどうかの検討も必要である。
この次の段階として、「問題把握」「ニーズ確定」「事前評価(アセスメント)」が一体となって行われる。漠然としたクライエントの希望や要求がさまざまな角度から検討され、明確な形のニーズとして確定される段階である。インテークの段階よりもさらに「個別化」を行いながら、必要な情報収集が行われる。人と環境の交互作用というポイントに焦点を当て、問題が把握される。
そして、クライエントから出された希望や要望は、専門的援助の必要性(ニーズ)があるかどうかという観点から検討され、「ソーシャルワークの価値」「他者のニーズとの関係」「ソーシャルワーカーの権限や能力」の三つの側面から検討される。ここで...