聖徳大学通信、心理学科の学校臨床心理学第三課題第一設題のレポートです評価はAでした。
<参考文献>
・学校臨床心理学→伊藤美奈子/平野直己・有斐閣アルマ・2011/1/20 初版第6刷発行
題三課題第一設題
本レポートでは、学校臨床の目的と学校での面接の進め方、スクールカウンセラーの役割について述べる。
まず学校臨床の目的とは、単に一児童生徒・一教師の個人的な問題を解決するだけに止まらず、学校に生じる問題を巡り、そこに関わる人々を結び付け、そのネットワークを支援し、学校全体の問題対処能力を高める事である。「学校臨床心理士の為のガイドライン」では、学校全体を一つのコミュニティとして考えて教師とコラボレーションし、コンサルテーションを中心に活動する事が強調されている(村山他,1998)。個人心理臨床とは異なった学校臨床の特徴として、システム全体を支援するという視点が不可欠である。学校で活動する際にはこの点を再確認し、スクールカウンセラーのスタンドプレーに終始する事の無い様注意するべきである。一方でこうした視点が強調され浸透するにあたり、新人スクールカウンセラーが「学校で個人面接をしてはならない」と思い込むといった例が有る。何故そう言われる様になったかを理解する事無くマニュアルに囚われる事は危険であり、全体を視野に入れたアセスメントの結果、個人面接が必要とされるのであれば...
<参考文献>
・学校臨床心理学→伊藤美奈子/平野直己・有斐閣アルマ・2011/1/20 初版第6刷発行