教育心理学2単位目のレポートです。一度不合格でしたが、再提出により合格をいただきました。是非参考にしてみてください。
教育心理学2単位目レポート
J.デューイは、自然発生的で慣習化された道徳を「慣習的道徳」と呼び、共同体の内的・外的条件の変化に伴って慣習的道徳への吟味が進む段階を「反省的道徳」と呼んだ。この段階では、慣習化された道徳からより合理的根拠を持つ道徳への探求が行われるようになる。
一方ピアジェは、人間の持つものの見方や考え方に質的な違いが認められることやある年齢ある時期に特有な思考があることに着目し、4~12歳の子どもが規則をどう考えるかを分析し道徳性の発達を考察した。その道筋は、大人による高速という他律のステージから、自他の尊重に基づく共同的な社会関係を構築する自律への過程と定義した。
ハーバード大学の教授であったコールバーグはこの二人の道徳性の発達に対する考えを精査し、実証的研究を経て以下の三段階六水準の道徳性発達段階を提唱した。
水準Ⅰ 前慣習的水準
(道徳判断は自己中心的活動の反映である。)
段階0 自己欲求希望志向
自己の願いが叶うならばそれはそれでよい行いである。
段階1 他律的な道徳性
道徳的基準は外的、他律的で、自己の行為の外的な結果が...