看護学校の「倫理学」授業のレポート課題で作成したものです。
主な内容は下記です。
・非配偶者間人工授精(提供精子人工授精)
・DI児(精子提供で生まれた子供)の出自を知る権利
・精子提供ドナーのプライバシーの配慮と情報開示の是非について
倫理学レポート
提供精子人工授精とDI児の「出自を知る権利」について
「D1(donor insemination)」とは、「提供精子人工受精」あるいは「非配偶者間人工授精」と訳される。夫婦間ではなく、妻の卵子とドナー(夫以外の男性)の精子を用いて人工授精を行い、子供をつくる事である。「AID(Artificial insemination by Donor)」とも言われるが、Artificial(=人工的な)という言葉が「人工的に子供をつくる」というイメージを強める為、当事者間ではDIの方が好ましいとされる。
DI児の中には自らの「出自を知る権利」を主張する者も居るが、医療機関や精子バンクの...