初等算数科教育法 1

閲覧数1,243
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    初等算数科教育法 1
    1 速さの概念を児童に理解させるためには、「速さ」の導入段階で、私は2つの映像を児童に見せることを考える。

    【速さの算数的活動】

     テレビの画面を上下2段にして、上の画面は世界陸上でのある選手が走っている映像。下の画面には、運動会でのある児童が走っている映像。上下の映像は、スタートが同じで、またゴールも同じである。この映像を見て、教師が「あれっ、下の○○さんって、世界陸上の選手と同じ速さで走っていて、すごいね~」と問いかけると、児童は「○○さんと□□選手の足が同じっていうことは考えられないです」と答える。

     実際には、陸上選手と6年生の児童の足が同じだとは考えられない。そこで、児童に対して、「なぜ2人のスタートも、ゴールも同じだったか」と発問し、「この場合は、○○さんが走った距離が短かったんだと思います」と答え、速さには時間の他に距離(道のり)が関係することを理解させていく。

     速さを比べるには、時間だけではなく距離も関係することを導入部分でつかんだ後、さらに表を出して、「6年生の児童4人の中で、だれが一番速いか」について問いかける。

    【誰が一番速いか】...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。