2014年提出。
憲法はテストが意外と易しかったと思うので
レポートをパスすれば大丈夫だと思います。
第1設題:法の下の平等について
(1)自由と平等
一般的によく、「『自由』と『平等』は両立しえない、対立するものだ」と言われることを聞いたことがある。そもそも「自由」と「平等」は、どちらも主張として成り立ち得て、相反的な概念であって、どちらか一方が正しいというわけではない。
人類の歴史上、様々な思想があるが、近代以降の近代自由主義、近代民主主義において問題となるのは、「自由」と「平等」のバランスである。それにより政治の上では、平等に沿うものを「左派的」、自由に沿うものを「右派的」といわれがちである。それは本来的には「自由原則を制限して経済的自由の一部を平等原則に基づいて是正する」という概念があるからであると考えられる。
そのように、「自由」と「平等」は、存立し得ないのではなく、その「自由原則」「平等原則」と、あくまで原則として、どちらの原則をどれだけどのように適用するかが、問題なのである。この「自由」と「平等」のバランスは、どのように均衡させるべきか、ということが問題となりますが、まずその出発点として、「自由」についていえば、「最小限度の平等」を前提とした「最大限度の自由」として...