佛教大学通信教育部(精神保健福祉士)の合格レポートです。日々の勉強の参考としてご活用ください。
「「アルコール関連問題対策」、「薬物乱用防止対策」、「思春期精神保健対策」の中から1つ、「家庭における精神保健」、「学校における精神保健」、「職場における精神保健」、「地域における精神保健」の中から1つ、計2つを取り上げ、その特徴的な内容及び援助者として関わっていく際に特に大切と思われることについて述べなさい。」
設題の中から「思春期精神保健対策」と「家庭における精神保健」を選択し、その特徴と援助者としての大切な事柄を述べていく。
まず思春期の特徴的内容を3つの時期に分けて整理し考察していく。
①前思春期
この時期は児童期という比較的精神的には安定していた時期から、精神的にも身体的には変化が起こり始める時期への入り口である。小学生高学年くらいから始まるこの前思春期では、男子はまだ活発な遊び(木によじ登る、徒党を組んだ活動など)を続けているが、女子は初潮を迎えるころであり、そのため男子と遊ぶのを控えるようになり室内での遊びが多くなる。この時期の問題行動としては、男子は両親への反抗、暴力、家出などであり、女子は極端に不活発になったり、時に家庭ではまったく話さないなどの行動が見られる...