佛教大学通信教育部(小学校教諭一種免許)の合格レポートです。日々の勉強の参考にご活用ください。
「国語科授業の計画と評価について述べよ。」
設題について述べるために4章に分けて記述していく。
(一章)学習者主体の授業
学習者主体の授業を行うことは、一人ひとりの学びが保証できるような授業を行うことと言い換えることもできる。学習者主体の授業を行うためには、学習者の実態を把握することが不可欠である。その方法を3つの視点に分けて述べていく。
①学習者の国語力について
学習者は通常、小学校入学前にある程度の日本語が使える状態になっている。家族をはじめ、そこに関わる人全員の影響を受けて国語力は自然と培われていく。つまり国語力は、学校教育だけで形成されるものではないということを理解しておく必要がある。しかし子どもの国語力を把握するために、生活すべてから把握することは不可能であるため次の方法が考えられる。
②国語力の様相について
国語力の諸相は技能領域(読むこと、書くこと、話すことなどの言語活動にかかわる学力、また考える力もここに含む)と価値・認識領域(ものの見方や考え方にかかわる学力、言語活動をモニタリングしたりコントールするメタ認知的な学力)、さらにそれを支える基盤領域(生活上のコミュニケ...