佛教大学科目最終試験「体育概論Ⅰ」学習の要点の解答例です。
分かりやすいように重要なポイントは赤で示しております。
教科書を要約して800~1100字でまとめています。
1. 教科体育、道徳、特別活動、総合的な学習の時間など、学校教育の全体で取り組むこととされている体育だが、その意図していることを熟知しておこう。
2. 安全能力(危険予知能力含む)の向上のためには、体育実技の役割が大きい。このことを大切にした授業の展開の仕組みについて研究しよう。
3. 体育(運動)嫌いを生み出さない学習指導のあり方から見ても大切です。
4. 体育実技を指導するものとして、ぜひ身につけておきたい考え方や資質とは?自分自身の目指す方向についても考えをまとめておきましょう。
5. 子どもの体力・運動能力は、ただ単に大人の収縮版ではないことを具体的に把握しておきたいものです。
6. 各教材の学習に、子ども一人ひとりが自発的積極的に取り組むためには、展開にくふうが必要であることを知り研究しよう。
これらについてまとめてあります。
参考にどうぞ。
教科体育、道徳、特別活動、総合的な学習の時間など、学校教育の全体で取り組むこととされている体育だが、その意図していることとは?
小学校学習指導要領の総則において、「学校における体育・安全に関する指導は、児童の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする」と示されている。その中でも学校における食育の推進や体育の向上に関する指導などは、体育の時間以外にも家庭科や特別活動において、その特質に応じて指導するように書かれている。これらは児童が生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎を培うことを目的としている。この目的を達成するために、課程や地域社会との連携を大切にしながら、体育と関連づけてすべての教育領域の学習を行っていくことが良いとしているのである。具体的には、各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間及び業前・業間・放課後、給食の時間等のすべての時間帯において、体育・健康に関する指導についての配慮を示唆している。道徳教育を例に挙げて見ていく。
教科体育における道徳教育では、道徳性を高めることができる事象として、「できる」「できない」、「じょうず」「へた」...