明星大学 PD3060 国語科教育法Ⅱ 課題2

閲覧数2,054
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    合格済レポート例 課題2「テキストの小説編および随想編(芥川龍之介『羅生門』は除く)の中から一篇を選び、「あなたの授業計画」を述べなさい。」の中から、夏目漱石の『こころ』を選択しています。要点をしぼって分かりやすくまとめてあります。 参考文献:名指導書で読む 筑摩書房 なつかしの高校国語』(筑摩書房)2011

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    <選択作品『こころ』夏目漱石>

     自我意識や社会的意識が発達する青年期にある高校生にとって、『こころ』という作品は適時性が高く、自我意識の高まりやその後の人生観に少なからず影響を与えるだろう。特に下編「先生と遺書」は、先生とKの、下宿先のお嬢さんをめぐる恋愛と友情の板ばさみの様子が描かれており、時代背景は違っても、多感な高校生には興味・関心をもちやすい。『こころ』の初発の感想を求めた場合、おそらく「もし自分が『先生』であれば、同じように悩むだろう。」「先生がKとの友情や彼のお嬢さんへの愛情について理解しつつも、自らの欲求に向かう心の動きが細かく描かれていて興味深い。」などの答えが出るだろう。ゆえに『こころ』を教材とした授業では、作品の中心的な魅力である心理描写に重点を置いて読ませたい。また、情景描写については「黒」のイメージに焦点化して、先述の心理描写との関わりを考えさせたい。以下に具体

    的な授業計画について述べる。

     まず心理描写の読みでは、先生の心理とKの心理を比較対照させ、叙述(具体的な事実や出来事)にもとづいて、生徒個人が表にまとめる。その上で意見交流・議論を進めながら、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。