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S0842、重複障害、軽度発達障害児の指導法、第二設題、レポート
第1設題 自閉症の3つの基本特性について説明し、その特性を踏まえた指導や支援について具体的に述べなさい。
自閉症は、以下に示す3つの症状で診断される行動的症候群であり、3歳以前に症状が出現する。現在では、自閉症は、脳障害に基づく発達障害とみなされ、広汎性発達障碍のひとつと位置づけられている。
対人的相互反応の質的障害
コミュニケーションの質的障害
興味や活動が限局的であり、反復的で常同的様式
自閉症には認知発達に大きな個人差がある。知能テストでみれば、最重度の遅滞から正常知能にまで分布する。また、自閉症は、生涯にわたって続く発達障害であり、短期的な改善をめざすだけでなく、生涯にわたって支援できるシステムが必要である。
現在施行されている治療教育に、遊戯療法、行動療法、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、TEACCH、動作法、心理劇などがある。この中でも、TEACCHプログラムは、自閉症とその周辺のコミュニケーション障害児のための治療と教育のことで、ショプラーによって創設され米国のノースカロライナ州にて自閉症療育の公式プログラムとして採用されているものである。アメリカのみならず、国...