法学分冊2(科目コードB11500)法の目的の1つである正義について

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    資料紹介

    日大通信、法学分冊1(科目コードB11500)の合格レポートです。参考資料としてお使いください(丸写しはご遠慮願います)。  

    課題内容
     法の目的の1つである正義について、どのような考え方があるか論じなさい。

    参考資料 日大法学教科書

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法の目的は大きく法的安定性の確保と正義の実現に分けられる。法的安定性とは法が同じような行動を同じように扱うことを通じて社会秩序が保たれることをいう。法が社会秩序を維持することを目的の1つとすることから法的安定性は法の重要な目的である。従って法的安定性の確保は重要であるが、現実に発生する事件にはそれぞれ違いがあるため、あらゆる事件を画一的に同じように扱うわけにはいかない。事案にあわせて法を解釈し、法を適用していくことを正義の実現といい、法を解釈しながら具体的な正義を実現していくことも法の目的である。

     この法については自然法と実定法という考え方がある。自然法は社会に存在する法、特に人によって作られた法律を超える法のことをいい、実定法は社会に存在する法、人が作った法律であり、実定法以外には法・法律はないとする見方を法実証主義と呼んでいる。

     法の世界における正義論にはいくつか特質がある。第1に正義の内容は相対的であるということであり、唯一絶対の正義があるわけでないということに留意する必要がある。第2に法の世界における正義は、最初からそこに存在するものとして正義を発見するというより、それ...

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