哲学概論 分冊1 日大通信 0531

閲覧数1,516
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    日大通信「哲学概論・分冊1(0531)」の合格レポートです。(平成25~27年)
    参考資料にしてください。
    設問 近代哲学に現れる「主観主義」について説明しなさい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設問 近代哲学に現れる「主観主義」について説明しなさい。

    近代に入り、中世期の思想はその様子を全く変えてしまった。中世ヨーロッパ社会を支えた柱は、地上における唯一の神の代理者として信仰を支配するカトリック教会の権威を土台とした封建制度であり、その思想は、教会や修道院の付属学校(スコラ)で行われたスコラ哲学であった。それは、キリスト教の教義を前提とした上で理論化されたものであり、信仰と理性の領域を分離するものであった。十三世紀に入るとトマス=アクィナスが「神学大全」を著して、信仰と理性の調和を図り、スコラ哲学を大成させた。そうした中で、当然、キリスト教の教義やカトリック教会の教えに反するような自由な思想や学問は許されず、合理的な学問の発達は妨げられた。しかし、やがて十字軍の失敗や中央集権的国家の成立等によって教会の権威は失墜し、封建制度が崩壊していった。そして新しい社会の担い手として台頭したのが市民階級であり、彼らは教会の支配を脱し、自治権を獲得し、自由都市を出現させ、近代へと向かった。
    このように近代文化は、中世文化とは異なった地で異なった人々によって成し遂げられ、人文主義と文芸復興...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。