ご覧いただきありがとうございます。レポートの内容等で不明点ありましたらご質問ください。(2020/01追記)
明星大学 PD2030 日本文法2 2単位分 レポートです。
ぜひ参考になさってください。
※2016 2015 2014 2013年度に対応しています。
1単位目
古典文法において、敬語の学習を指導する際の要点を、国語科教員の立場から説明しなさい。
2単位目
古典文法において、表面的には形が同じでも、識別に一定の知識を要する幾つかの場合について、国語科教員の立場から説明しなさ
い。
【参考文献】
『標準古典文法』 市川孝、山内洋一郎監修(第一学習社)
PD2030 日本文法2
1単位目 古典文法において、敬語の学習を指導する際の要点を、国語科教員の立場から説明しなさい。
今回は古典文法において敬語の学習を指導する際の要点を,国語科教員の立場から述べていきたい。まず古典の敬語は3種類である。「尊敬語」,「謙譲語」,「丁寧語」であり,現代語と同じである。
古典文法の敬語を扱う上で「敬意の方向」は欠かすことが出来ない要素である。
通常,文は「主語」が「目的語」に「どう」する,のように書かれている。
古典文法では,この「どう」するという動詞に,使われている敬語によって敬意の方向が変わるものである。動作をする者が身分が高い場合,筆者(あるいは話し手。以後は筆者とする。)は,尊敬語を用いて敬意を払う。
尊敬語は「誰が」に対する敬意である。動作の主体を高める表現であり,通常「お~になる」「なさる」などと訳す。具体例を挙げていく。「おはす」は「いる」の尊敬語で「いらっしゃる」という訳になる。「のたまふ・のたまはす」は「言う」の尊敬語で「おっしゃる」という訳になる。
これに対し,動作をする者は身分が高くなく,その動作を受ける者が身分が高い場合,
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http://www.happycampus.co.jp/docs/941640410589@hc14/120202/
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http://www.happycampus.co.jp/docs/941640410589@hc14/122286/
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