慶應通信経済学部レポート国際貿易論

閲覧数4,124
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    慶應大学通信教育学部・経済学部の国際貿易論の評価合格のレポートです。設問 東アジア及びアジア太平洋では、環太平洋パートナーシップや東アジアFTAをめぐる交渉など、広域の経済統合に向けての動きが加速している。このことは、同地域の経済にどのような影響を与えるであろうか。自由貿易協定に含まれる政策モードと国際的生産ネットワークとの関係に注目しながら、論じなさい

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    はじめに
    東アジア経済の特徴としては、近年、機械部品の垂直的取引が爆発的に増加していることが挙げられる。Ando(2005)によると、機械部品の貿易取引の内、垂直的取引が占める割合は、1990年から2000年にかけて中国は63%、
    インドネシアは30%、フィリピンは26%、タイは39%、マレーシアは32%、日本は31%とそれぞれ急激に増加しており、機械部品の貿易取引自体も、2000年には1990年時点の取引量と比べて中国は5.1倍、インドネシアは2.8倍、シンガポールは4.4倍、タイは3.5倍、マレーシアは5.2倍、香港は2.5倍、日本は2.5倍にそれぞれ爆発的に増加していることが報告されている。このような機械部品の垂直的取引と機械部品の貿易取引の爆発的な増加の要因には、東アジアにおいて国際的生産ネットワークが発展したことが深く関連していると推定される。そのため、環太平洋パートナーシップや東アジアFTAなどの東アジア地域を対象とする自由貿易協定が同地域の経済に与える影響を分析する際は、このような国際的生産ネットワークの存在に着目する必要がある。よって、ここでは、まず東アジアにおける国際...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。