相談援助の理論と方法の相談援助の展開について書いています。加筆修正をよろしくお願いします。
相談援助の過程においては8つの段階が挙げられる。
それらは①インテーク②アセスメント③プランニング④インターベンション⑤モニタリング⑥エバリューエーション⑦ターミネーション⑧アフターケアである。各々の過程において、留意すべき点があるため、まとめてみる。
インテークは受理面接であり、クライエントや家族など支援の対象となる人への初期の面接のことである。ここでは主訴を聴くことが必要であるが、まだ支援者とクライエントの間の信頼関係が成立しておらず、この場面で訴えてくることが真にクライエントが求めていることであるとは限らない。また、求められる援助と実際に解決すべき問題とが異なることも往々にしてある。そのため、インテークではただ傾聴するだけでなく、クライエントの背景や何を求めているかを考えながら分類していくことが必要である。
自身の持っている不安や背景を他人に話すというのは誰にとっても勇気と覚悟が必要である。そのため、支援者であるソーシャルワーカーは、クライエントとの信頼関係を構築しつつ、執拗に情報を求めないことも必要な技術である。
情報を聴いた後に行うのはアセスメントである。クラ...