【社会福祉士 通信課程】障害者雇用制度と、福祉サービスにおける就労支援について述べています。
100点満点中85点を取ったレポートです。
障害者雇用制度と福祉サービスにおける就労支援に関する基本的な仕組みと課題について、社会福祉士が行う就労支援に必要な視点に留意しながら述べなさい。
始めに、障害者雇用制度について整理する。近年、障害者の就労意欲は急速に高まっており、障害者が職業を通じ、誇りをもって自立した生活を送ることができるよう、我が国では障害者雇用対策が進められている。
障害者の雇用対策としては、障害者雇用促進法において、まず、企業に対して、雇用する労働者の1.8%に相当する障害者を雇用することを義務付けている。これを満たさない企業からは納付金を徴収し、この納付金をもとに雇用義務数より多く障害者を雇用する企業に対して調整金を交付し、障害者を雇用するために必要な施設設備費等に助成を行っている。また、障害者本人に対しては、職業訓練や職業紹介、職場適応援助者等の職業リハビリテーションを実施し、それぞれの障害特性に応じたきめ細やかな支援がなされるよう配慮している。
次に、福祉サービスにおける就労支援について述べる。我が国の障害者の就労に関する動向で、①施設利用者の就職者割合が低い、②授産施設等の工賃が低い、③離職した場合の再...