早稲田の経営戦略論の授業で15点満点中14点を取ったレポートです。文量は3300文字程度です。山崎製パンのコストリーダーシップ戦略についての分析を、経営学のフレームに則って分析しました。
早稲田大学商学部
経営戦略論レポート
※本レポートは15点満点中14点です。
満点のレポートに比べると、やや文量が物足りないかなと思います。
山崎製パンの戦略
〜国内でのコストリーダーシップ戦略と海外展開の行方〜
本レポートでは製パン業界最大手の山崎製パンに焦点を当て、製パン業界の構造から一企業と
してのパフォーマンス及びその企業戦略を分析する。なお、本書では①製パン業界の構造を概観
し、②山崎製パンの概要を扱い、③山崎製パンがの現在の戦略を考察し今後の展開を予測すると
いう構成で記した。
1. 製パン業界の構造
- 業界市場規模
平成25年度から26年度における大手製パン業界5社による市場規模は1兆1989億円1 、経常利益
計264億円となっている。しかし過去五年間の伸び率は-0.1パーセントとなってり、市場規模は横
ばいないし縮小傾向となっている。製パン業は製造、販売だけでなく、流通まで自社で手がける
企業もある。しかし安倍政権樹立後の円安が各企業の原材料費や物流コストを押し上げているこ
とを考えると、今後業界での生き残りをかけて各社の取りうる戦略に注目が集まる状況が想定さ
れ...