議院内閣制について論じてください。
議院内閣制について論じてください。
議院内閣制はイギリスで成立したが、近世の絶対君主制では国王に権力が集中していて、その権力を制限するために国王は設置された議会とともに立法権を所有することになった。これを制限君主制と呼ぶが、国王に任命された大臣は内閣を形成し、内閣は国王と議会の間に入って、国王に対しても議会に対しても責任を負った。議会の不信任案は当初個々の大臣に向けられていたが、やがて首相に対してのものとなり、大臣全員が総辞職するようになった。民主主義が浸透していくと、国王は実質的な権力を失い、内閣は議会の信任によるところが大きくなったと同時に、議会の解散権も行使するようになった。
内閣の存立...