【佛教大学】P6103【英語学概論】【第2設題】2016年度 A判定

閲覧数3,302
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    オリジナルレポートです。
    色々な資料やサイトを参照しながら作成しました。A判定で、「結構です」とのコメントをいただきました。かなり苦労するレポートだと思いますが、皆様の参考の一助になればと願っております。

    【第2設題】
    英語の前置詞から任意のひとつを選び(ただし,overは除く),その多義構造を十分な一次資料に基づいて明らかにしなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    英語の前置詞から任意のひとつを選び(ただし,overは除く),その多義構造を十分な一次資料に基づいて明らかにしなさい。
    英語の前置詞の多くはXとYの空間関係を示すが、その多義構造は複雑で、英語を母国語としない学習者にとって困難を極める。だが、すべての前置詞にはそれぞれ特定の中核的意味があるというのが認知文法における一般的な考え方であり、田中(1990)は、複数の意味は無秩序に拡がるのではなく、具体的な用例の背後にある文脈に依存しないコアに沿っておこるとしている。ここでは前置詞inを取り上げ、「内部空間」概念の拡張から多義的な拡がりがおこる様子について考察する。
     inの具象的(空間的)な意義は、「<場所・空間>の中で」(瀬戸 2007)、「幾何的構造物の1,2,3次元の幾何的構造物への包み込み」(Herskovits 1991)とある。 私たち日本人が前置詞inの数々の用例を目にしたとき、ほとんどの場合は「~の中で[に]」という空間的理解および日本語訳で事足りてしまうほど、inは単純な意味に捉えられる。しかし、実際には空間的な意義から類似・包摂・隣接関係を経て、時間・社会・心理へと意義...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。