戴帽式を控えている人向けのレポートです。戴帽式に向けて白衣とナースキャップが看護者にとってどういう意味があるのかを調べて考察しています。本文1126文字
看護者が白衣・ナースキャップを身に付ける意味、必要性について
看護を目指す者が、白衣をまといナースキャップを戴帽される「戴帽式」は、キリスト教の修道女が、神に仕え奉仕することを誓う献身式が由来となっている。戴帽式では灯火を行うが、これは「献身」の意味合いがある。ナイチンゲール像から灯火を頂くことで、ナイチンゲールの想いや看護を受け継ぐ。戴帽式が日本で初めて行われたのは大正5年であり、一般化されたのは昭和25年からである。
白衣の成り立ちは、クリミア戦争の時代、看護師は教育も受けていない最下層の女性たちによって担われており、不衛生な環境で賤しい人間が就く職業と考えられていたが、フローレンス・ナイチンゲールは、清潔なイメージのある白色の制服と白いキャップで統一した。この看護活動衣が白衣の始まりである。また、ナースキャップは修道士のベールを起源にもつ。
看護者が白衣をまとう利点は、まず白衣は白色で汚れが目立つのですぐに汚れに気づくことができ、清潔を保つことができるという点である。それは見た目の清潔感だけでなく感染予防にもつながる。そのため、汚れが付着した場合、着替え・洗濯をし常に清潔...