クライエントを多面的・総合的・全人的にとらえようとしたとき、心理アセスメントに
おける「面接法」「観察法」「検査法」をどのように活用していけばよいのか考察した内容
クライエントを多面的・総合的・全人的にとらえようとしたとき、心理アセスメントに
おける「面接法」「観察法」「検査法」をどのように活用していけばよいのか考察しなさい。
心理的援助においてクライエント自身の問題を、解決する方向に導くためにさまざまな援助が必要となる。そのなかで援助者はクライエントがどのような問題を抱えているかを把握するために、心理アセスメント行いさまざまな情報を収集するのである。適切な情報を収集するためにはクライエントを多面的・総合的・全人的な角度からとらえる必要がある。そのためには、クライエント自身の心の状態、人格、パーソナリティーなどの情報をとらえ、客観的に評価・査定することが重要である。その心理アセスメントの方法として「面接法」「観察法」「検査法」などによってクライエントから情報を収集する。では、どのように活用していけばよいのかを考察する。
面接法では、クライエントと面接者が直接面接を行い会話を通して情報を得る目的がある。例えば、来談動機、主訴、生活史、家族歴、病歴などである。主に言語的なコミュニケーションを通した面接法である。この方法は構造から「構造化面接法...