【報告課題】
早くから、大都市ロンドンに集中する人口増に苦しんできた英国においては、都市とは、また都市に居住するとは何かといった課題に、国民の多くが強い関心を持ってきた。
一方、わが国の都市研究者たちも、大正末から昭和初期にかけて英国を度々訪れ、この国の都市化への対応策を学び、日本独特の都市計画を追求してきた。そこで日英における具体的な当時の施策に関して説明すること。
イギリスの人口は2013年の統計によると、約6390万人、そのうちロンドンは約841万人で、イギリス全体の約13.2%を占めている。また、2016年の統計によると、イギリスの人口が約6560万人、そのうちロンドンは約879万人で、イギリス全体の13.4%を占めている。イギリス全体の人口が増えているだけでなく、ロンドンの人口も増加している。日本の東京と比べると、2013年は約1330万人、2016年で約1350万人と増加している。日本全体では2013年に約1億2800万人の人口が2016年に約1億2700万人と減少している。2016年の東京の人口が日本の人口に占める割合は約10.6%と、ロンドンが首都として人口の割...