(2016)慶應通信総合科目「経済学」で合格をいただいたレポートです。価格弾力性がテーマです。
※レポート作成の参考としてご利用ください。合格を約束するものではありませんので、丸写しはご遠慮願います。
需要の価格弾力性とは、ある商品の価格が変化したときに、需要量が変化する度合のことである。例えば、その価格が1%変化したことに対し、需要量はどれだけ変化するかという割合を測定する。価格に対して需要量の変動幅が大きいと「弾力的である」と表現し、逆に変動幅が小さいときは「非弾力的である」と言い表す。
例えば、価格10,000円で5個販売すると設定した商品があるとする。
@10,000×5個 = ¥50,000
これを6個に増産して、販売したとする。競争市場においては、以下のように収入を見込むことができる。
@10,000×6個 = ¥60,000
1個増産したことにより、60,000−50,000=10,000円増収となり、収入が10,000円増加すると想定できる。これは「限界収入」といわれる概念であり、供給量を1単位分増やしたときに得られる収入の増加分のことを指す。これは、競争市場における企業活動の一般的な例といえる。多くの供給者と消費者がいて、取引相手に関心を払わずとも、個々の企業が一定の価格の下で等質的な商品をいくらでも販売できるのが、競争市場の条件だから、消費者の数を考慮...