電子回路
電子回路(でんしかいろ、英語: electronic
circuit)は、ダイオードやトランジスタなどの能動素子を構成要素に含む電気回路。
電子回路にはアナログ電子回路とデジタル電子回路がある。信号を増幅したり、計算したり、デー
タを転送したりといったことができる。回路は個々の電子部品を電気伝導体のワイヤで相互接続す
ることで構築できるが、近年では一般にプリント基板にフォトリソグラフィで配線を作り、そこに
はんだで電子部品を固定することで回路を構築する。
集積回路では、ケイ素などの半導体でできた基板上に素子と配線を形成する。集積回路も電子回路
の一種だが、この記事ではもっぱら集積回路は不可分な一個部品として扱う。集積回路の内部の電
子回路については集積回路の記事を参照のこと。
プリント基板は試作には向いていないため、新規設計の評価にはブレッドボード、ユニバーサル基
板などを一般に使用する。それらは開発途中で素早く回路に変更を加えることができる。
プリント基板が多用されるようになる以前は、ワイヤラッピング配線や、ラグ板などを利用した空
中配線により、電子回路は作られていた。
出典:
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』