2018年に合格したものです。
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[PA2030]教育心理学 1単位目
子どもの思考の発達について、ピアジェの発達論に基づき説明する。
ピアジェは認知発達を大きく4つの時期に区分したとされる。感覚-運動期(0~2歳)、前操作期(2~7歳)、具体的操作期(7~11歳)、形式的操作期(11、12歳~)としている。この時期区分というのは、ピアジェが「操作」(operation)という概念によって認知の発達過程を捉えたものである。このピアジェの考える「操作」というのは、「行為が表象として内化されたもの」として定義している。つまりピアジェは、子どもによる行為が頭の中のイメージとして内化される表象(representation)の段階からなる操作によって、認知発達の時期を区分したということだ。以下の文章において、それぞれの発達段階の思考の特性について説明していく。
感覚-運動期、つまり誕生から2年以下の子どもというのは、基本的に思考活動なしに運動行為を行なっている。思考活動なしにということは、ピアジェが定義化した「操作」の段階に達していないと考えるべきである。0~1歳頃の子どもは物の永続性というものを基本的には理解していない...