2018年2月に合格したものになります。
採点者が一癖あるので、合格しにくい単位の一つです。
ご参考にしていただけると、助かります(^ ^)
一つ目の課題として、世界の環境問題について地理学的な視点から考察し、一般的な見解と地理学的見解との差異に留意しながら特に森林破壊、砂漠化、土壌の流出に着目して以下にて論じることとする。
人類は近代文明への進化との引き換えにわたしたちが住んでいる地球に対し、様々な環境問題を残している。そのうちの一つとして森林破壊が挙げられる。かつて地球上に存在する陸地の30%以上が森林であった。東南アジア・中央アフリカ・南アフリカの熱帯地域で顕著に破壊が進行し、現在では毎年1130万haの割合で森林は減少している。その原因は様々で一概に述べることはできないが、一般的には木材や鉄鋼などの資源獲得や農地開発と言われている。その原因を地理学的見解で深掘りしたい。
森林破壊の背景には急激な人口増加がある。第二次世界大戦後における人口の増加は著しく、1950年に25億人を突破し、2011年には70億人に達したと推定されている。急激な人口の増加は食料問題、用水不足、雇用、住宅など世界規模の問題に発展し、その中でも食糧問題は森林破壊に関与している。国際的な食糧問題に対して食料生産の効率化による対応を試みたが、生...