2018年9月に合格したものになります。
採点者が一癖あるので、合格しにくい単位の一つです。
ご参考にしていただけると、助かります(^ ^)
一つ目の課題として、世界の気候、地形、植生、土壌について以下にて述べる。気候や地形は自然環境を構成し、そして植生や土壌などに影響を与えるためそれぞれの関係性を考慮するものとする。
気候とは大気の現象を総合した結果であり、これは世界の様々な気候要素によって表現される。緯度や地形など気候因子と呼ばれる地域的特性に影響を受けながら、気候は形成されているのである。すなわち、世界の気候は多様な気候要素、因子によって構成されており、それを区分したのがケッペンであった。ケッペンは気候が影響する植生に注目し、さらにその植生を構成する気温と降水量によって世界の気候を区分した。このことからも気候と植生の関連性がうかがえる。
同様に地形も気候と密接に関連しており、二十世紀中頃から国内外で気候地形学が発展し始めている。世界には様々な地形の類型が見られ、例えば風によって地形の侵食・運搬・堆積を受けた乾燥地域や、石灰岩地域が雨水や地下水などにより化学的に溶食されてできたカルスト地形などはその典型的な例の一種と言えるだろう。時代毎に地球上の地形は現在の気候の制約を受けたメカニズムに沿って海岸、平野、山地、火山...