2018年2月に合格したものになります。
採点者が一癖あるので、合格しにくい単位の一つです。
ご参考にしていただけると、助かります(^ ^)
提出課題として、朝倉書店の『地理学概論』第7章「環境の地理」の要約を節ごとに以下にて論じていき、最後にこの章における印象に残った点を挙げることとする。
第1節は環境問題についてである。第二次大戦後、世界の国々は経済や人口規模の拡大、科学技術の向上を遂げ、人間活動が不可逆的な影響を及ぼすようになった。それに伴い、現代は環境問題の時代と称され、あらゆる学問分野にその解決への寄与が求められている。様々な環境問題は決して個別の現象ではなく、あらゆる現象が相互に密接な関わりを持ち、全体として地球環境問題という一つの問題群をなしている。ここで問題視されている現象は長い時間をかけて進むプロセスであり、何よりも世界経済の仕組みと不可分なもの、あるいは世界経済や国際政治の問題が環境面に現れたものとして理解する必要がある。したがって解決が困難であり、世界全体で地球環境、グローバルコモンズの問題に接する必要がある。そのために利害関係を超えた国際的な環境利用のルールを作るべきなのである。しかしそれも難航しているのが現状だ。1972年にストックホルムで国連人間環境会議が開催され、環境問題を脅威と捉え、国際的...